6Z-P1

(電力増幅用 傍熱形5極管)   ヒーター電圧:6.3V  電流:0.35A


A1(S) 動作例

プレート電圧:180V  G1電圧:-10V  プレート電流:15mA  G2(SG)電圧:180V 

SG電流:2.5mA  rP:130KΩ μ:100  RL:12KΩ  gm:1750μモー  出力:1W


Eb  Eb     

                              6Z-P1・・3結


                                                      6Z-P1 


 昭和14〜15年ごろにRCA社の6G6-Gを原型として(?)時節柄 物資節約を目的にトランスレスラジオ(電源トランスを使用しない)の出力管として ヒーターを12Vに変更した 12Z-P1 が1939年頃(S・14年)東京電気(マツダ・・現東芝)によって作られ、戦後間もない1945年( S・20年)に信頼性の劣るヒーター電極材料を変更し、当時一般的になりつつあった6.3V規格(当時の自動車バッテリー 6V の、カーラジオ用途規格)に改められて 6Z-P1 が誕生したとのこと。なを 6Z-P1は日本独自の球で、当時の住宅事情を加味したのでありましょう、最初から一般大衆向けラジオ用の出力管として企画され、大手〜中小企業まで広く生産しておりました。

私は日本的で、且つ、極めてキャシャな感じの この球が何故かとてもスキなのですネ。 昭和30年代前半までラジオに、又、小出力のハム用AM送信機の出力段などに 隠れるようにヒッソリと文句も言わずに使われてきた・・のを知っているから・・なのでしょうか。 (写真はマツダ・・東京電気製)

6Z-P1電極部


下は、左から マツダ NEC FUTABA(フタバ) 製

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