6Z-DH3A

単二極三極管(複合管)  ヒーター電圧:6.3V 電流:0.3A


規格(三極部動作例)

EP:250V  IP:1.1mA  Eg1:-2V  Rp:85KΩ  Gm:1175μモー  μ:100


 6Z-DH3A


6Z-DH3Aは、昭和22年(1947年)GHQの再生検波ラジオ製造禁止要請(再生調整時不要電波が発生する)に対してスーパーラジオ製造強化を目的に、すでに存在していた双二極三極管のUZ-75を単二極に変更した 6Z-DH3(トップグリッド)が東京電気(マツダ・・現 東芝)によって開発され、翌年(1948年)にトップグリッドを廃止した 6Z-DH3A が誕生した。

以後、昭和30年代前半位までの間、6Z-DH3A は、日本の標準的五球スーパーラジオに6WC5(次ページ)とコンビで不変的に使用され、共に大ヒット真空管として君臨することになる。(写真はTEN・・神戸工業製)


下は、左から ナショナル(松下電器) TEN(神戸工業) DON

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