6FQ7 / 6CG7

(中増幅率 双3極管)    eH:6.3V  iH:0.6A


A1級増幅用 最大定格(各ユニットごと)

EP:330V  EG正電圧:0V  P損失:4.0W (ユニット並列=5.7W)  平均カソード電流:22mA  G回路抵抗:1MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正/負 (100V/200V)


A1級増幅用 動作例および特性

EP:250V  EG:−8V  μ:20  rp:≒7.7KΩ  gm:2.6mモー  IP:9.0mA


    6FQ7/6CG7


 日本では最初に6CG7が製造され(1953年頃)その後に各ユニット間のシールド板を廃した6FQ7が作られ、モノクロ・テレビから初期のカラーテレビの水平及び垂直発振用として多用されました。 又、比較的直線性が良く、適当な増幅率であること等で開発初期から複数の海外著名オーディオアンプに使用されていて、2005年の今日でも市販オーディオアンプやアマチュア製作アンプには時々登場します。(写真は東芝製)





以下は 12BH7A です

12BH7A

(増幅・発振・垂直偏向出力用 双3極管)  eH:直列/並列(12.6V/6.3V) iH:0.3A/0.6A


A1級増幅用 最大定格(各ユニットごと)

EP:300V  EG:負/正(50V/0V)  カソード電流:20mA  P損失:3.5W(並列使用=7W)  G回路抵抗:固定バイアス 0.25MΩ 自己バイアス 1.0MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正/負(100V/200V)


動作例および特性

EP:250V  EG:−10.5V  μ:16.5  rp:≒5.3KΩ  gm:3.1mモー  IP:11.5mA  


   12BH7A


 12BH7(A)の日本での製造は1951〜2年頃からで、初期モノクロ・テレビの垂直発振・出力管に(この球一本で)使われました。後年、広角モノクロ・テレビにはユニットの並列接続で垂直出力管としても使用され、又、増幅直線性はイマイチですが当初から今日まで各種のオーディオCR結合アンプ及び小出力オーディオアンプの出力管としても使われてきた球で、垂直偏向管としての性格上から、とてもタフな真空管です。(写真は東芝製)


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