5763

(高周波電力増幅用ビーム管)  ヒーター電圧:6.0V 電流:0.75A


最大定格

EP:350V  P損失:13.5W  EG2:250V  G2損失:2W  fmax:50MHZ


C級増幅電信動作例

EP:350V  EG2:250V  EG1:-48V  Pg1(ドライブ電力):0.1W  IP:48.5mA  IG2:6.2mA  Ig1(G1グリッド電流):1.6mA  PO(出力電力):12W


C級プレート変調電話動作例

EP:300V  EG2:250V  EG1:-42.5V  Pg1:0.15W  IP:50mA  Ig2:6mA  Ig1:2.4mA  PO:10W

注意・・EG2はプレート電源と同時に変調された別の電源から供給するかあるいは変調された電源に直列抵抗を挿入して供給する。


   5763


 5763は、1951年頃(S・26年頃)RCAで開発された小型送信管で、日本では1955年頃(S・30年)に東芝が一早く国産化しています。 その目的は受信管の 6AQ5 と 送信管 2E26 の中間に位置するHF〜VHFまで使用可能なHi-S管として生産され、小出力送信機の終段管及び、その励振管の需要です。(写真は東芝製)

上記のように日本では、およそ昭和32年〜45年位の間、HF〜VHF小出力業務用無線機やアマチュア無線用送信機の終段管、又、そのドライバー管として使用されました。 余計なことですがアマ無線のHF〜VHF小出力送信機では、この 5763 よりも 出力は劣りますが手軽で低価格の 6AQ5 のほうが多く使われた・・事等はベテラン・アマチュア無線局の局長さんは御存知のとおりです。

戻る