電池管(左から 1U5 1T4 3S4


1U5(検波・増幅用2極5極管)・・Ef:1.4V If:0.05A EP:67.5V IP:1.6mA Gm:625μモー

1T4(高周波増幅用5極管)・・Ef:1.4V If:0.05A EP:90V IP:3.5mA Gm:900μモー

3S4(低周波電力増幅用ビーム管)・・Ef:(1.4/2.8V) If:(0.1/0.05A) EP:90V IP:7.4mA Gm:1575μモー PO:0.27W


1U5     1T4      3S4


 この種の電池管の製造は以外に古く、ポータブルラジオ用にRCAが1939年(S・14年)頃に造ったのが最初です。日本では昭和28年頃から各社が生産し、その後、省エネタイプの(ヒーター電流=25mA)SF型が29年に生まれ、電池管ポータブルラジオがさまざまなメーカーより市販されていきました。

・・が、翌年(S・30年)に SONY から初のポケットTRラジオが発売され、瞬く間に電池管のラジオを駆遂していき、わずか3〜4年の寿命で電池管ポータブルラジオは世間から忘れられていきました。(写真は左から、神戸工業製(TEN) 東芝製 東芝製)


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