例 2・・TS-950SDX用スピーカー SP-950 の場合


 SP-950 スピーカーシステムは、約 脚を除く高さ 14cm 横幅 22cm 奥行き 30cm で、TS-950SDXの高さに揃えてある製品です。 スピーカー前面は金属の格子状でJRCのような音波の通過に支障はありません。デザイン的には無線機本体に素晴らしくマッチしていてセンスの良さを感じます。・・・ですが、特徴といえばそれだけで、その他は通信機用として好ましい音質的配慮は皆無である・・と、思います。 以下にその理由を述べます。

0.5ミリに満たないほどのペナペナな金属板で30センチ長の筒状の筐体ゆえ、ブリキの振動音と共鳴音 及び、これに土管の中で音を出している時の 土管音 が加わり、明遼度が大きく低下。・・だけではなく、本来の信号音質(音声 その他)を著しく変質させている。 ・・音質調整が付いているではないか・・と、仰せかもしれませんが、バカを言ってはコマリマス、音質調整で解決できるほど音質の問題は単純ではありません。これでは、DSP搭載で高音質無線機・・が泣くではないか?”。

私は、デザインを生かし、これらを少しでも改善できないか・・と、長期間イロイロ試してみましたが共鳴音と土管音は いかんともし難く・・それならば木製で同じ物に(似たものに)作り変えてみよう・・という訳でチャレンジしたのが下記写真のスピーカーです。(何分シロートの工作なので不細工ですが・・)


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SP-950 と同サイズ 前パネル 後ろ側


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