(アンプ部の変更と追加)

 基本的な作業は

(イ)・・・既存のアンプ基板(元々付いていた基板)から C・R を削除します

(ロ)・・・既存のアンプ基板外に、アッテネーターとエミッターフォロア回路(TR 1個)を追加します


(イ)・・C・R(800PF 33KΩ)の削除

33KΩと800PFを削除

33KΩと800PFの場所

これで、C・R 削除作業は終了です


(ロ)・・・アッテネーターとTRの追加

 上図の左側の2個のTRは既存のマイクアンプ部分です。(書き直しました)クリスタル・マイクのHiインピーダンスを支障なく受ける為、入力部のTRはエミッタフォロアで、その後もう一段アンプされています。ゲインは説明書どおり実測26dB(20倍)でした。

クリスタル・マイクのアンプとしては少々オーバーゲインではないでしょうか。5KΩのゲイン調整が付いていますが当節の無線機の適正レベルに調整するのには、クリチカルで不安定すぎますし、無意識でのオーバー入力により他局に迷惑をかけるかもしれません

上図の赤く囲った所が追加した部分です。5KΩのゲイン調整VRの出力は1000PF(削除した800PFに相当)で不要高域を低下させてから R6(33KΩ)・・(削除した33KΩに相当)・・と R7(1.2KΩ)で約30dB(約30倍)減衰させます。

線機に接続した時、マイク本来の音質や、その他特性に影響が及ばないように、図の様にエミッタフォロアを通して出力させます。 尚、33kΩ(R6)に対して R7の値は 900Ω〜1.2KΩで、ほぼ適正ゲインになります。(あまり小さくし過ぎると、エミッタフォロアのノイズが心配です)

(下の写真は、変更追加終了時のものです)

  

(これで、アンプ部の追加は終了です)


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