6GH8A

(検波 発振 増幅用・三極 五極、複合管)  eH:6.3V  iH:0.45A


(最大定格)・・NTSC標準TV動作時

(五極部)・・・EP:350V  EG2供給電圧:330V  EG1:0V  P損失:2.5W  G2損失:0.55W  カソード電流:20mA  G1回路抵抗:固定、カソードバイアス共 2.2MΩ  H-K間耐圧:ヒーター正 100V 負 200V

(三極部)・・・EP:330V  EG:0V  P損失:2.5W  G回路抵抗:2.2MΩ  H-K間耐圧:ヒーター正 100V 負 200V


(A1級増幅動作例)

(五極部)・・・EP:125V  ESG(G2):125V  EG1:−1V  rp:≒0.2MΩ  gm:7.5mモー  IP:12mA  IG2:4mA

(三極部)・・・EP:125V  EG:−1V  μ:46  rp:≒5.4KΩ  gm:8.5mモー  IP:13.5mA


 


    6GH8A


 私が知る、6GH8A の日本での使用例は 1964年(S・39)頃の初期カラーテレビの3.58MHZ(3.579545MHZ)サブキャリヤ発振回路(5極部)及び、そのリアクタンス管に3極部が用いられたのが最初であった(?)と記憶しています。

コノ頃(昭和39〜40年頃)になると、テレビ回路使用に有利なテレビ球と云われる真空管が続々と開発製造され、日本各社のカラーテレビ回路に使われていった時代の始まりではなかったか(?)・・と思います。 6GH8Aもその一つで、ヒーター電圧違いの 5GH8A 9GH8A などが平行して大量に消費されていきました。 5G 6G 9GH8A は、その後のハイブリッド・テレビ(真空管と半導体の混合テレビ)の時代を経てオール半導体に移行される直前まで使われた息の長い真空管でもあります。 (写真は東芝製)


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