6R-HH2

(高周波増幅用双3極管)    eH:6.3V iH:0.4A


A1級増幅 最大定格(各ユニットごと)

EP:150V(カットオフ時 300V)  カソード電流:20mA  P損失:2W  G回路抵抗:0.5MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正100V 負200V


特性

EP:90V  IP:8.5mA  EG:−1V  rp:≒4.5KΩ  μ:36  gm:8mモー 


カスコード接続動作例

EP:180V  IP:12mA  EG:9.5mモー  各ユニットの電圧配分:別途指示参照


使用上の注意・・カスコード接続はユニット2をカソード接地側に、ユニット1をグリッド接地側にすること。

  

       6R-HH2----


 6R-HH2は、高周波増幅用双3極管 6BQ7A を元に、東芝が1958〜1959年頃(S・33年頃)にテレビチューナーのカスコード接続RF-Ampを目的として改造開発した球で、多くは混合発振管 6M-HH3 とコンビで使用されました。 ベース接続は 6BQ7A と同じ、管内電極構造も同様と思われますが、最大定格とgmが異なると同時に、カスコード接続時には各ユニットの電圧配分も違い、互換性は考慮されておりません (写真は東芝製)

6BQ7A が1952〜1956年頃には国内 外 共にFMチューナーやVHF帯無線受信機のRF-Ampに使われたにもかかわらず 私は6R-HH2 誕生以後、この球がテレビ以外に使用されていた・・という記憶がありません・・不思議なことです・・。

参考に、本家の 6BQ7A を下記に載せてみました



(6BQ7/6BQ7A)

高周波増幅用双3極管    eH:6.3V  iH:0.4A


A1級増幅 最大定格(各ユニットごと)

EP:250V(カットオフ時300V)  カソード電流:20mA  P損失:2W  G回路抵抗:0.5MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正負 共100V


動作例と特性(各ユニットごと)

EP:150V  IP:9mA  カソード抵抗:220Ω  μ:38  gm:6.4mモー


  

       6BQ7/6BQ7A

戻る