9R-A6 / 6R-A6

(垂直偏向増幅用3極管)  9R-A6(eH:9.5V iH:0.6A)  6R-A6(6.3V 0.9A)

注意・・・6R-A9 と間違えないように ネ


最大定格(NTSC-TV偏向)

EP:600V  P損失:10W  平均カソード電流:50mA  G回路抵抗:2.2MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正100V 負200V  電極間静電容量:G-P間(10.2PF) 入力側(7.3PF) 出力側(1.0PF)


代表特性(TV偏向用・・に注意)

EP:250V  EG:−12V  IP:21mA  gm:7.2mモー  μ:16  rp:2.2KΩ


     9R-A6/6R-A6


 同様なテレビ用 垂直偏向管の 6R-A9・・と比べて、この 9R-A6/6RA6 は増幅直線性も比較的良好で(上図 EP-IP特性のように)オーディオアンプ出力管用途で 6R-A6HiFi も市販されておりました。 ただ残念なことに、適合する低インピーダンス出力トランスが市販されておらず、もっぱらSE-PP か、低出力OTLアンプに利用が限られたのが残念でした・・。 (写真は東芝製) 

又、この手の垂直偏向用3極管は垂直偏向歪み補正が簡略化できる反面、広角偏向使用では高圧(400V前後)が必要なため、タフな球が多いです。 (高電圧を得るのには、水平偏向動作で生ずるパルスを整流してB電圧に嵩上げるのが一般的で、この電圧をブースト電圧・・といいます)

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