4・・(フラット・アンプ部)

レコード・EQ の音質問題も大切でですが、プリアンプ回路構成上に於いてフラットアンプ(中間アンプ)は、そのプリアンプの音質的性格(音色)を決めてしまうほど重要である・・と私は思っています。

多数の回路を、検討 試作 測定 試聴 の結果、12AT7 5687使用のSRPP 二段NFアンプを採用しました。下図は、その回路です。

この回路定数で

NFB=0 の時、利得は約250倍(48dB)
気に入った音質と残留雑音との兼ね合いで決めたNFBは約 17dB
NFB時の利得は約 31dB(37倍)

及び、プリアンプ本体に組み込んだ時、このアンプの前にバランスVR(マイナス6dB)が入るので、入力→出力間の利得は約 18倍(≒25dB)になります。

又、5687のSRPP は、レベルセットVRを絞って使用する時(CDプレーヤー演奏時・・等)出力マージンを充分に取る目的からも有利です。


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