NRD-515PLL シンセサイザー・デジタルVFO式 全波受信機)

 Phase Lock Loop - Sinnsesaiza ・・一口で言えば、基準発振器の周波数を分周して格回路の必要とする周波数を作り、それによって制御されるVCO(電圧制御発振器)の位相と、VCXO(電圧制御Xtal発振器・・たとえばVFO源発振器など)の位相を常に比較器で比較しながらズレをデジタル信号を元に修正する方式(一つのループを構成)・・と、でも言うのでしょうか。(勿論デジタルでなくてもPLLは可能)

多くの、この種の受信機は高安定の基準周波数発振器一発を元に、各回路の発振器を(例えば BFO VFO 周波数カウンタ 等)制御させるため、時間変化に対し、格回路の周波数変動を極めて少なくできる。(但し基準発振器そのものの周波数ズレに対しては修正できません) 最近は工業製品の回転系制御や携帯電話の周波数制御・・等、幅広くPLLが使われていますネ。

NRD-515 は、コンビのNSD-515(送信機)と同時期の1978年(S・53年)に日本無線(株)が発売したアマチュア向け受信機と送信機で、受信機と送信機が別々(セパレート・タイプという)では国産最後の貴重な(?)一台。これ以後はトランシーバーの形態となりました。


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NRD-515(受信機) 日本無線 シャーシー上 (受信回路部) シャーシー裏 (デジタル部)

NSD-515(送信機) 日本無線 シャーシー上 NRD-515(左)NSD-515(右)

NRD-515ブロック図


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